日本の30代の男女では、10人に1人が異性との性交経験がないことを示した論文~気になる論文シリーズ

日本では、性交(セックス)の経験がない成人の若者が増えてきています。

論文によると、18歳から39歳までの性交経験がない女性の割合は、1992年と比べて2015年では3%ほど増加して24.6%に、男性ではおよそ6%も増え25.8%と言う結果が出ています。

また、30代ではおよそ10人に1人が異性との性交経験がなく、こちらも1992年のデータと比較すると4〜5%増加していました。

性交経験と収入や雇用状態との関連については、最も収入が多い層と比べて最も収入が少ない層では、異性との性交経験が10〜20倍高く、社会経済にも大きな問題がある可能性を示唆しています。

他国よりも異性との性交経験が遅い日本では、30代になっても未経験の割合も高いのですが、高所得層が多い国では成人した若者が性に関して積極的ではない傾向が高まりつつあると言うデータがあるので、そういった意味では日本が主導していると言えるかもしれません。

出典:https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-04/uot-1ne040219.php?fbclid=IwAR26FgF5GTJFwwXd3JQJa5rvoYktGoNZ5MOu8rMMqJTSTNuKw3hLTOX0ios

 

 

妊娠初期の禁煙は、早産を20%減少させる可能性があることを示した論文

 

妊娠中の喫煙は、早産や低出生体重、乳児の死亡リスクを高めることが知られていますが、妊娠前に喫煙していて尚且つ、妊娠中に禁煙した母親の喫煙と早産について調査しています。

本研究では、米国の2011年〜2017年に収集された出生証明書データを用いて、妊娠前および妊娠中の喫煙頻度を把握できている、25,233,503人の母親を対象としています。うち、22,600,196人は妊娠前の3か月間に喫煙しておらず、2,633,307人は妊娠前の3か月間に喫煙していました。

また、52.9%が非ヒスパニック系白人、23.6%が非ヒスパニック系黒人女性、14.2%が非ヒスパニック系黒人女性でした。

結果、妊娠前に喫煙していた妊娠中の母親が、妊娠中に喫煙をやめたのは4人中約1人と禁煙が難しいことがわかりました。また、妊娠中に喫煙した2人の妊娠中の母親のうち1人が1日10本以上、タバコを吸っていることもわかりました。

さらに、禁煙は早産の減少と関連しており、特に禁煙時期が早いほど早産リスクを回避する割合が高く、妊娠当初からの禁煙によって最大で20%、早産の発生率が低下するという結論が得られています。

出典:https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2730781?fbclid=IwAR0AtaTHCqD1IhOy5AIO1tt_hMS5bYgZup1k4uTXHyZ_t75dQiMNi9tBheQ

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