注射するだけでも副作用あるの?
好んで薬を飲みたがるという人はあまりいらっしゃらないかと思いますが、不妊治療であったり、疾患の治療であれば仕方がない部分もありますよね。
そうはいっても、注射と聞いただけで敬遠してしまう人はかなり多いのではないでしょうか。
注射を苦手とする方に送りたい今回のお話しの内容は、注射と副作用について。
以前ご紹介した、注射の基礎知識と併せてご覧ください。
●注射の副作用とは?
注射剤に含まれる薬剤の種類によって、様々な副作用が起こります。
よく知られているのが、HCG製剤などで引き起こされる卵巣過剰刺激症候群(OHSS)ですね。
しかし、その他にも注射をする行為によって現れる症状があります。
まず、ひとつが注射前によく行われる消毒によるものです。
多くの場合、アルコールを含んだ酒精綿で皮膚を消毒するかと思いますが、アルコールに弱い方であれば、このことによって皮膚が赤くなってしまうことがあります。
また、注射の摂取部位にしごりや、腫れといった反応がみられることもありますが、基本的にはそれほど大きいものではありませんし、数日で元に戻ります。
ですが、予想以上に大きな範囲で症状がみられたり、数日経っても腫れやしこりがひかないこともあります。このような場合は、診察してもらった病院へ問い合わせてみましょう。
●注射と痛み
大抵の場合、注射には痛みがつきものです。
皮膚には触覚をはじめとした様々な感覚の受容器があり、その中に痛覚も存在します。注射をする部位は比較的、痛覚が少ない場所を選んで行いますが、それでも痛覚は1cm2あたり50〜200個もあるといわれていますので、時には針先が痛覚に当たってしまうこともあります。
近年では痛くない注射針の研究が進んでおり、以前のものよりも針先が細く鋭角のものや、蚊がヒトを刺す仕組みを応用して、ギザギザの針先を再現、そして金属ではなく樹脂を原料として作られたもの、など活発な研究がなされています。
現に、インスリンの自己注射などで応用されているものもありますので、これから不妊治療の場でも広がってくることでしょう。
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