妊活において「~を摂るといいらしいよ」というのは本当なのか?

編集長の池上です。

ちまたで都市伝説のように様々な食べ物や飲み物が不妊に効くという話がまことしやかに出ている時代になってしまい、その情報に右往左往している方も少なからずおられると聞きます。

実際にそれらは効き目はあるのかどうなのかを知りたい方も多いのではないでしょうか。今回は様々な食品についての話をしていきたいと思います。

■サプリメント
妊活している方々はサプリメントを摂っている方も多いと思います。サプリメントも種類が豊富でかつ、様々な会社が出しているので選ぶのに苦労されるのではないでしょうか。

まず、サプリメントは栄養素の補給のために摂取されますが、法律上の管轄は食品です。

製薬企業が出しているケースもあるので薬と食品の間ぐらいの感覚を持っている人もおられますが、基本的には食品とみなされています。よって管轄も厚生労働省ではなく、消費者庁になります。

厚生労働省サイトより

これだけたくさんのサプリメントが世に出てくる理由は食品だから、規制が少ない故と言えます。医薬品を世に出すためには最低でも10年はかかります。今は20年かかったというのもざらです。サプリメントは作りたいと思ったら、3ヵ月もあれば作ることが可能です。

この差は歴然としています。

なぜ食品なのかというと栄養素だからです。栄養素は多少多めに摂取しても身体に悪影響が少なく、安全性が高いと判断されているからです。

ちなみに効能効果が妊娠というサプリメントは世の中に存在していません。栄養素不足によるカラダの不調を改善する目的で使われます。健康なカラダを維持することが妊娠させる力を最大限に発揮させるという考えからです。

それから、一つ付け加えておきますとサプリメントにも「質の良し悪し」があります。
訳の分からない中国で作られた原末で構成されたサプリメントもあれば、きちんとどこで作られたのかを公表された安心感の高いサプリメントもあります。誰もが知っている有名なブランドサプリメントでも中国の材料を使っているケースがあり、消費者が本当のことを理解したら売り上げは間違いなく下がるでしょうね。

また、裏の表示を見て頂ければ分かると思いますが、左上から順番に含有量の高いものから記載されています。サプリメントなのに一番含まれている成分がでんぷんとか乳糖のような賦形剤中心のサプリメントも多いので、そういうところをきちんと理解できるようにしておくことは最低限必要なことかと思います。

■健康食品

サプリメントと似ているものに健康食品があります。妊活で有名なものとしてはマカとかトッカットアリとか牡蠣、ザクロや青汁などが挙げられると思います。

それぞれ特徴があり、アミノ酸含有量が多いとか、亜鉛が多く含まれているとか、抗酸化物質が多く含まれているなどの妊活に必要な栄養素やミネラルが含まれていることが分かっています。

しかし、これが妊娠にどれだけ影響しているのか?という点から見ると、その関わっている因子の係数はかなり低いと言わざるをえません。薬や高度生殖医療などの研究に研究を重ねてきたことでも妊娠率30%とかの世界です。その係数は0.01%もあればいい方でしょう。

それをさも高度生殖医療と同じぐらい効くように見せるところが健康食品のマーケティング力ということが出来ますし、それに踊らされている人が多いのが現状とも言えます。

きっと栄養素もミネラルもふんだんに含まれており、健康維持には良いものが多いのだと思いますが、妊娠にどれだけ影響するのか?という面から見ると皆さんが思っている期待値よりははるかに低いパフォーマンスになることは間違いありません。

 

■日々の食事

当たり前ですが、人間のカラダは摂取する食事によって形作られています。よって、ジャンクなものを食べていればジャンクなカラダになりますし、きちんと食生活を行っていれば健康な状態を維持できると言えます。

特に日本人の場合、間違った栄養学が広まっていることもあり、極端な食生活を行っている人も少なくありません。しかし、日本には古来より和食という栄養バランスの取れた素晴らしい食事があります。

旬の食材を活用した和食をちゃんと食べる。そんなありきたりのことが出来ない環境が健康状態を損なうことに結び付いているとも言えます。

人間のカラダも精子も3か月ぐらいのペースで出来上がると言われています。食事も妊活に向けて整えるのであれば、最低3か月はしっかりと自分でコントロールしていく意識が必要なのではないかと思います。

食事の消化吸収にはゆっくり座って食べる、よく噛んで食べる、家族や仲間と楽しく食事するなどの環境を整えることが重要と言われています。

何を食べるのか?
誰と食べるのか?
どんなところで食べるのか?

がとても重要と言えます。日々の習慣の問題なので、一つ一つの係数は少なくても何か月、何年のレベルになってくると影響が大きくなるところでもあります。出来ればよい食材、良いメンバーで楽しくゆっくり食事を楽しめるようにしたいですね。

 

■まとめ

妊活と食べることについての関係性について書いてまいりましたが、結局は良い食事の習慣が重要だということです。仕事や遊びに忙しくて、食事をおろそかにしているのでサプリメントや健康食品と摂って帳尻を合わせるというのは、思っているほど効果的ではないかと思います。

何年もかけて作られたジャンクな構成のカラダを一発で治せるほどの健康食品はありえないということです。

健康食品やサプリメントにすごくお金をかけている方をたまに見かけますが、それよりも良い食事をどう摂るのかに時間とコストをかけてほしいなと思っている今日この頃です。

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