薬とサプリメントの違いについて教えてください!

よく頂く質問の中で「サプリメントは薬なのですか?」という質問がありますが、この質問の回答は「一部分は正しくて、その他は大きく違う」となります。

 

まず、正しい部分はサプリメントの多くは栄養素(ビタミン・ミネラル)です。ビタミン製剤や補酵素(コエンザイムQ10)のようなものも古くから薬として販売処方されていますのでこの部分は同じと言えます。

 

大きく違う点は薬の開発には莫大な費用と手間がかかっている点と法律上ではサプリメントは食品と分類されており、食べ物と同じ扱いということです。薬と食品の中間地点と思われている方が多いですが、基本的には食品です。

出来れば栄養は食事から摂りたいものです。

出来れば栄養は食事から摂りたいものです。

日本製薬工業協会の会員会社中17社の統計によると、1992年(平成4)~1996年(平成8)の5年間に、くすりの候補とされた合成(抽出)化合物は総計で32万832件にのぼります。そのうち自社開発によって製造承認を取得したものは、わずか53件でしたから、成功率は約6000分の1ということになります。

 

そして、現在の新薬の場合、1品目当たりの研究開発費は実際に150~200億円にものぼります。

 

17社が、5年間に自社開発に成功した新薬の合計が53件ということは、1社平均すると年間では1件にも届かない数値です。くすりの研究開発が、いかにリスクの大きな分野であり、新薬の開発がどれほど困難かを理解することが出来るかと思います。

 

ひとりの研究者が一生をかけて研究を続けても、複数の新薬の開発に成功することは稀だといわれるほど、長期にわたり根気のいる作業だということです。薬の開発は本当に奇跡と言われる理由です。

 

一方、サプリメントの開発は極めて簡単です。開発費もそんなにかからず、早ければ3ヶ月ぐらいで作り上げることが可能です。食品成分の組み合わせの問題だけですから。

 

だから多くの企業がサプリメントをどんどん開発し、宣伝して販売しているという訳です。

 

よって、薬とサプリメントの持つ価値と役割が違うことをしっかりと理解し、薬は治療のために使う、サプリメントは栄養素で自分のカラダの健康維持のために活用することを理解していくことが必要です。

 

人によっては「サプリメントだけ飲んでいれば妊娠するんだ!」という変な宣伝に乗ってしまう方もおられますが、それは明らかに勘違いということです。

 

よって、薬の活用はきちんと分かっている医師・薬剤師の処方と相談が必要ですし、サプリメントも出来れば医師や専門家の意見に耳を傾けるべきです。

 

特にサプリメントに関してはそのクオリティに大きな差があるので、見抜く力が求められます。それについては後日詳しく説明したいと思います。

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